マンジャロの保険適用条件|値段を自由診療と比較&保険適用にするには

「マンジャロを安く使うために、保険を適用させたい」「ダイエット目的のマンジャロ処方でも保険は適用可能?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、マンジャロ(チルゼパチド)が保険適用になるのは「2型糖尿病の治療」として処方される場合のみで、美容・ダイエット目的での使用は全額自己負担の自由診療となります。

この記事では、マンジャロが保険適用される条件や保険診療と自由診療の価格差まで、クリニック目線で分かりやすく解説します。マンジャロの保険適用について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の結論
  • 保険適用は2型糖尿病の治療目的のみ
    → 食事・運動療法でも血糖コントロールが不十分な場合に検討
  • 美容・ダイエット目的は全額自己負担
    → BMIが高いだけ・肥満だけでは保険適用にならない
  • 自由診療でも医師の診察を受けるのが安全
    → 副作用の管理・定期フォローを受けられる

ダイエット目的でマンジャロを始めたい方は、自由診療になることを前提に、薬代・診察料・送料を含めた「総額」で比較すると失敗しにくくなりますよ。

目次

マンジャロで保険が適用される条件

マンジャロはもともと2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品なので、保険が適用されるのは「糖尿病の治療として医学的に必要」と医師が判断した場合に限られます。

具体的には、以下の2つの条件をどちらも満たす必要があります。

マンジャロが保険適用される条件
  • 2型糖尿病と診断を受けている
  • 食事療法・運動療法の効果が不十分

それぞれの条件について、順に詳しく見ていきましょう。

2型糖尿病と診断を受けている

1つ目の条件は「2型糖尿病と診断を受けていること」です。

2型糖尿病とは血液中の糖分(血糖値)が慢性的に高くなる病気で、食事で摂った糖をエネルギーに変える「インスリン」というホルモンの働きが弱くなったり、分泌量が減ったりすることで発症します。

2型糖尿病かどうかは、医師が以下のような検査結果を組み合わせて診断します。

2型糖尿病の主な診断指標
  • 空腹時血糖値:朝食前の血糖値を調べる
  • 75gOGTT(経口ブドウ糖負荷試験):糖分摂取後の血糖値の変化を調べる
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー):過去1〜2か月の血糖値の平均を調べる

HbA1cが7.0%を超えるなど、これらの検査で基準を超えている場合は、2型糖尿病と診断される可能性が高いです。

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「健康診断で血糖値が少し高め」「血糖値が気になる」という段階では、まだマンジャロの保険適用の対象にはなりません。健康診断で血糖値の高さを指摘された方は、放置せず早めに糖尿病内科などを受診することをおすすめします。

食事療法・運動療法の効果が不十分

2つ目の条件は「食事療法・運動療法の効果が不十分なこと」です。

糖尿病治療の基本はあくまで「食事療法」「運動療法」なので、2型糖尿病と診断されたとしてもいきなりマンジャロが処方されるわけではありません。

2型糖尿病の治療は、以下のような流れで進むことが一般的です。

2型糖尿病の治療ステップ
  • 食事と運動による生活習慣の改善
  • 血液検査による治療効果の確認
  • 改善が不十分な場合に薬物療法を検討

このように、生活習慣の改善に取り組んでも血液検査でHbA1cなどの数値が目標まで下がらない場合血糖コントロールが不十分な場合に、初めてマンジャロを含む薬物療法が検討されます。

このように、保険でマンジャロを処方してもらうには「2型糖尿病の診断」と「生活習慣の改善でも効果が不十分」という2つの条件をどちらも満たす必要があります。まずは医師の診察を受け、2型糖尿病に該当するかを診てもらいましょう。

マンジャロで保険が適用外になる条件

ここまでマンジャロ処方が保険適用される条件を見てきましたが、マンジャロ処方を希望する方のうち、保険が使えず自由診療になるケースも増えてきています。

マンジャロが保険適用外になる、つまり自由診療と扱われるケースは主に3つです。

  • 美容・ダイエット目的
  • BMIが高い肥満だが2型糖尿病ではない
  • 個人輸入・診察なしでの購入

それぞれ順番に確認していきましょう。

美容・ダイエット目的

1つ目は「美容・ダイエット目的」です。

マンジャロには高い体重減少効果を期待できますが、「痩せたい」「体型を整えたい」といった美容・ダイエット目的で使う場合は、全額自己負担の自由診療となります。

これは、マンジャロが「2型糖尿病」の治療薬として国に承認されていて、減量や美容を目的とした使用は「病気の治療」とはみなされないためです。

医療保険は、あくまで病気やケガの治療に対して使われる公的な制度なので、日本全国どのクリニックでもダイエット目的のマンジャロ処方は自由診療となります。医療機関の判断で保険を適用させることはないと覚えておきましょう。

また、ダイエット目的の自費診療では、重い副作用に対する医薬品副作用被害救済制度の対象外になる点にも注意が必要です。万が一のリスクを理解したうえで、フォロー体制が整っているクリニックを選ぶと安心ですよ。

BMIが高い肥満だが2型糖尿病ではない

2つ目は「BMIが高い肥満だが2型糖尿病ではない」ケースです。

「BMIが高くて肥満なら、治療として保険が使えるのでは」と考える方もいますが、BMIが高い・肥満であるという理由だけでは、マンジャロは保険適用になりません。

あくまでマンジャロの保険適用は「2型糖尿病の治療」が条件で、BMIが高くても2型糖尿病を合併していなければ、保険診療の対象外となります。

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なお、マンジャロと同じ成分(チルゼパチド)の「ゼップバウンド」は、肥満症の治療薬として保険適用が認められています。ただし、こちらも厳しい条件があるため、誰でも使えるわけではありません。

ゼップバウンドやウゴービといった肥満症治療薬が保険で使えるのは、以下のような条件をすべて満たす場合に限られます。

肥満症治療薬が保険適用となる主な条件
  • 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかがある
  • BMI35以上、またはBMI27以上で2つ以上の健康障害がある
  • 食事療法・運動療法を6か月以上続けても効果が不十分
  • 適正使用が認められた施設(専門医・管理栄養士が在籍など)で処方を受ける

このように、処方できる医療機関も限られており、一般的なクリニックでは保険適用での処方が難しいのが現状です。また、保険診療での治療期間は最長72週(約1年4か月)と定められています。

「肥満症の保険診療を希望したい」という方は、まず日本肥満学会の専門医がいる医療機関などで相談してみてくださいね。

個人輸入・診察なしでの購入

3つ目は「個人輸入・診察なしでの購入」です。

そもそも医療保険は、医療機関で医師の診察を受けて処方された場合にのみ適用される制度です。そのため、個人輸入や診察なしでマンジャロを購入した場合は当然保険の対象外です。

また、保険適用の対象外になるだけでなく、以下のような重大なリスクを伴うので絶対に行わないようにしてください。

個人輸入・無診察購入のリスク
  • 偽造品・成分不明の製品が届く可能性がある
  • 冷蔵保管が必要な薬なのに温度管理されず品質が劣化している恐れ
  • 医師の管理がなく、副作用が出ても対応できない
  • 健康被害が出ても救済制度の対象外になる

個人輸入サイトで安全に正規品を入手することは非常に難しく、安さだけを理由に頼るのは大変危険です。

また、マンジャロは針と薬剤が一体化した注射薬で、厳密な温度管理が必要な点でも、きちんと管理されたクリニックで処方を受けることをおすすめします。

マンジャロを使う際は保険適用でなくても医師の診察を受けられます。必ず医師の診察を受けて、正規のクリニックから処方してもらいましょう。

マンジャロの保険適用時と自由診療の価格は異なる?

マンジャロの費用は、「保険適用」か「自由診療」かによって大きく変わります。

同じマンジャロでも目的によって支払う金額が何倍も違ってくるため、事前にきちんと確認しておきましょう。

  • 保険適用時のマンジャロの月額費用
  • 自由診療のマンジャロの月額費用
  • 薬代以外の診察料・検査費用

まずは保険適用時のマンジャロ価格から解説します。

保険適用時のマンジャロの月額費用

マンジャロが保険適用される場合、薬の価格は国が定めた「公定薬価」が適用されます。公定薬価は全国一律のため、どの医療機関で処方されても薬代自体は変わりません。

マンジャロの公定薬価(1キットあたり)と、3割負担で1ヶ月分(4本)を処方された場合の目安は以下のとおりです。(※2026年6月現在)

スクロールできます
用量公定薬価
(1本)
3割負担の薬代
(1ヶ月・4本)
2.5mg1,924円約2,310円
5mg3,848円約4,620円
7.5mg5,772円約6,930円
10mg7,696円約9,240円
15mg11,544円約13,850円
※別途、診察料・処方料などが必要

このように、保険が適用されれば月額数千円程度でマンジャロを購入できます。実際は、これに診察料や処方料、薬局での調剤料などが加わりますが、それでも自由診療と比べると大幅に金銭的負担を抑えられるでしょう。

なお、マンジャロは2.5mgから始めて段階的に増量するため、用量が上がるごとに薬代も上がります。2.5mg上がるごとに薬価が約1,924円(1本あたり)ずつ増えることを覚えておくと、費用の見通しが立てやすくなりますよ。

自由診療のマンジャロの月額費用

一方、美容・ダイエット目的の自由診療では、クリニックが独自に価格を設定できるため、料金はクリニックによって大きく異なります。

自由診療における1ヶ月分(4本)の価格相場の目安は、以下のとおりです。

スクロールできます
用量1ヶ月(4本)の価格相場の目安
2.5mg約20,000円〜31,000円
5mg約40,000円〜54,000円
7.5mg約48,000円〜74,000円
10mg以上約55,000円〜

保険適用時の薬代と比べると、自由診療では数倍以上の費用がかかることが分かります。

同じ自由診療でも、クリニックによって2.5mgの料金が1万円以上違うこともあるため、単純な「最安値」だけで選ぶのではなく、なぜ安いのかまで確認するようにしましょう。

また、マンジャロは継続することが多い薬なので、2.5mgの初月価格だけでなく、5mg以降の継続費用まで見積もっておくと安心です。

薬代以外の診察料・検査費用

マンジャロを利用する際は、薬代だけでなく、診察料や検査費用などの「薬代以外の費用」も発生します。具体的には、以下のような費用が発生するかを確認しておきましょう。

薬代以外に発生しうる費用
  • 診察料(初診料・再診料):オンラインは無料の院も多い
  • 血液検査代:肝機能・腎機能・血糖値の確認に3,000〜5,500円程度
  • 送料・クール便代:冷蔵配送が必要なため別途かかることも
  • 自己注射の指導管理料:初回の打ち方指導などで加算される場合がある

特にマンジャロは冷蔵保管が必要な薬のため、通常の送料に加えてクール便料金が発生することも多いです。

1回あたりは数百円〜1,000円程度でも、継続すると年間で大きな負担になるので、広告に表示されている薬代だけで判断せず、診察料・検査費用・送料を含めた「総額」で比較するようにしてくださいね。

マンジャロの保険適用に条件がある理由

「なぜマンジャロは、こんなに保険適用の条件が厳しいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ここでは、マンジャロの保険適用に条件がある背景を3つの視点から解説します。

  • 2型糖尿病の治療薬として承認されているため
  • 美容・ダイエット目的は保険適用外だから
  • 必要な患者への安定供給と医療費を守るため

それぞれ順番に解説していきます。

2型糖尿病の治療薬として承認されているため

1つ目の理由は「2型糖尿病の治療薬として承認されているため」です。

日本では、医薬品ごとに「どの病気に対して使うか」という効能・効果が国によって定められています。

先述したように、マンジャロは「2型糖尿病」の治療薬として承認されており、保険が使えるのもこの目的のみです。

また、マンジャロは2型糖尿病の患者での有効性と安全性が臨床試験で確認されている一方で、糖尿病以外の目的での有効性・安全性は、承認の枠組みの中では十分に検証されていません。

このような理由から「2型糖尿病の治療」という承認された目的以外でマンジャロを使うことは「適応外使用」とみなされ、保険の対象にはならない仕組みになっているのです。

美容・ダイエット目的は保険適用外だから

2つ目の理由は「美容・ダイエット目的は保険適用外だから」です。

公的医療保険は国民が支払う保険料や税金で支えられていて、対象となるのは「医学的に治療が必要な病気・ケガ」に限られます。

そのため、「綺麗になりたい」「理想の体型に近づきたい」という美容・ダイエット目的は保険診療の対象外となり、自由診療として扱われます。

これはマンジャロに限った話ではなく、美容整形や美容医療なども同じ考え方です。

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「血糖値が気になるから保険で使いたい」という相談を受けることもありますが、2型糖尿病の診断がない状態でダイエット目的に保険を使うことは、制度上できない仕組みになっているので覚えておきましょう。

必要な患者への安定供給と医療費を守るため

3つ目の理由は「必要な患者への安定供給と医療費を守るため」です。

本来、マンジャロは2型糖尿病の患者にとって必要不可欠な治療薬です。

もし誰でも保険で気軽にマンジャロを使えるようになれば、本当に薬を必要としている糖尿病患者に薬が行き渡らなくなる恐れがあります。

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実際、マンジャロを含むGLP-1系の薬は、ダイエット目的の需要が急増した影響で、過去に供給が不安定になったこともありました。それを受け、厚生労働省も以下のような注意喚起をしています。

厚生労働省による「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について」
厚生労働省による「GLP-1受容体作動薬及びGIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について」

日本イーライリリーや日本糖尿病学会も、美容・痩身目的での使用に対して同様の注意喚起を行っています。

保険適用に条件があるのは、本当に治療が必要な患者さんへ薬を安定して届け、限りある医療費を適切に使うためです。自由診療の場合も、必要以上にマンジャロを買いこむ行為は控えるようにしましょう。

マンジャロに関して保険適用条件以外に知っておきたいこと

マンジャロの利用を検討するなら、保険適用の条件だけでなく、薬そのものの特徴や副作用、クリニックの選び方も理解しておきましょう。

  • マンジャロとは
  • マンジャロの副作用・対処法
  • 保険適用されるクリニックの探し方

それぞれ詳しく解説します。

マンジャロとは

マンジャロとは

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIPGLP-1という2つのホルモンに同時に作用する「GIP/GLP-1受容体作動薬」です。

これらは食事をすると小腸から分泌される「インクレチン」と呼ばれるホルモンで、食欲のコントロールや血糖値の調整に関わっています。

マンジャロは、この2つのホルモンの働きを補うことで、満腹感を得やすくしたり、胃の動きをゆるやかにして食後の満足感を持続させたりする効果が期待されています。

マンジャロが体重管理をサポートする主な働き
  • 脳に作用して満腹感を感じやすくする
  • 胃の動きを緩やかにすることで、満腹感が持続しやすくなる
  • インスリン分泌を促し血糖値の急上昇を抑える
  • GIP作用により脂肪・筋肉の代謝に関与
    ※GIP:血糖値が上がったときにインスリンの分泌を促して血糖値をコントロールする働き

従来の医療ダイエットではGLP-1単独の薬が主流でしたが、マンジャロはGIPとGLP-1の両方に働きかける分、より高い体重減少効果が期待されています。

ただし、マンジャロは「打つだけで痩せる薬」ではありません。食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐ薬なので、栄養バランスの良い食事や適度な運動をあわせて行うことが大切ですよ。

マンジャロの副作用・対処法

マンジャロには、以下のような副作用が報告されています。

マンジャロの副作用
マンジャロの副作用
  • 高リスク:急性膵炎、重度の低血糖、アナフィラキシー
  • 中リスク:強い吐き気・嘔吐、強い腹痛、脱水
  • 低リスク:吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛

これらは保険適用外のダイエット目的で使用した場合でも起こる可能性があります。また、使用実績が蓄積される中で、現時点では十分に分かっていない副作用がこれから判明するかもしれません。

多くの場合は体が慣れるにつれて軽減していきますが、出方には個人差があるので、マンジャロを使用している際は一度にたくさん食べず、少量・低脂肪の食事を心がけるようにしましょう。

また、刺激の強い食べ物を控えたり、お腹を温めたりするのもおすすめです。

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激しい腹痛や、いつもと違う症状が現れた場合は、自己判断せずにすぐ処方元の医師に相談・受診してくださいね。

保険適用されるクリニックの探し方

2型糖尿病の治療として保険でマンジャロを処方してもらいたい場合は、糖尿病内科や内分泌内科のある医療機関に相談しましょう。

保険適用されるクリニックを探す際は、以下のような方法があります。

保険適用のクリニックの探し方
  • かかりつけの内科があれば、まずは相談してみる
  • 「糖尿病専門外来」「GLP-1治療」の記載がある病院を受診する
  • 日本糖尿病学会のサイトから近隣の専門医を探す

専門的な治療を希望する場合は「日本糖尿病学会専門医」の資格を持つ医師を探すと、糖尿病治療の豊富な知識と経験のある医師に診てもらえます。

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受診の際は、お薬手帳や健康診断の結果など、体の状態が分かるものを持っていくと、診察がスムーズに進みますよ。

一方、美容・ダイエット目的の場合は保険が使えないため、自由診療に対応した美容クリニックやオンライン診療をメインに検討してください。

マンジャロは保険適用条件外でも診察を受けるのがおすすめ

「保険が効かないなら、できるだけ安く手に入れたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、保険適用の条件を満たさない自由診療であっても、必ず医師の診察を受けることが大切です。

ここでは、診察を受けるべき理由を2つ紹介します。

  • 副作用リスクを適切に管理できる
  • 体調チェックなど定期的なフォローを受けられる

順番に確認していきましょう。

副作用リスクを適切に管理できる

1つ目は「副作用リスクを適切に管理できる」です。

マンジャロは高い効果が期待できる一方で、吐き気や下痢などの消化器症状、まれに急性膵炎などの重い副作用が起こる可能性があります。

その点、医師の診察を受ければ、持病や服用中の薬との相性、体質を確認したうえで、安全に使えるかどうかを判断してもらえるので安心です。また、マンジャロが適さないと判断された場合、別の治療法を提案してもらえることもあるでしょう。

反対に、診察を受けずに個人輸入などで自己判断で使うと、副作用が出ても適切な対応を受けられず、健康を損なうリスクが高まります。

特にすでに糖尿病の薬を飲んでいる方は、マンジャロとの併用で低血糖のリスクが高まることもあります。安全のためにも、必ず医師の診察を受けてから使用してください。

体調チェックなど定期的なフォローを受けられる

2つ目は「体調チェックなど定期的なフォローを受けられる」です。

マンジャロは数ヶ月単位で継続することが多く、その間に少しずつ用量を増やしていくのが一般的です。

自己判断で急に用量を上げると、吐き気や下痢などの副作用が強く出ることがありますが、医師の診察・フォローを受けながら進めれば体調や効果を確認しながら、適切なタイミングで増量できます。

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最近は、オンライン診療でもLINEやチャットで気軽に相談できるクリニックも増えています。副作用が出たときにすぐ相談できる体制があると、安心して続けやすいですよ。

安さだけでなく、「いざというときのサポート体制」も含めてクリニックを選ぶことが、後悔しないためのポイントです。

マンジャロはどの診療科で処方を受けられる?

マンジャロを処方してもらう診療科は、「2型糖尿病の治療」「美容・ダイエット目的」のどちらかによって異なります。

  • 2型糖尿病の治療で使う場合
  • 美容・ダイエット目的で使う場合

それぞれ見ていきましょう。

2型糖尿病の治療で使う場合

2型糖尿病の治療としてマンジャロを保険適用で処方してもらう場合は、糖尿病内科・内分泌内科・一般内科などが対象です。

  • 糖尿病内科:糖尿病の診断・治療を専門に行う診療科
  • 内分泌内科:ホルモンの異常や糖尿病などを専門に診療する診療科
  • 一般内科:風邪から生活習慣病まで幅広い病気を診療する診療科

これらの診療科では、血液検査で血糖値やHbA1cを確認し、糖尿病の状態に応じて治療方針を決めていきます。すでにかかりつけの内科がある場合は、まずそこで相談するとスムーズでしょう。

より専門的な治療を希望する場合は、日本糖尿病学会専門医が在籍する医療機関を選ぶと、より丁寧なフォローを期待できますよ。

美容・ダイエット目的で使う場合

一方、美容・ダイエット目的でマンジャロを使う場合は、美容クリニックや、医療ダイエットに対応した内科・皮膚科、オンライン診療クリニックなどが選択肢になります。

この場合はすべて自由診療となり保険は使えませんが、通院不要で完結するオンライン診療を選べば、自宅にいながらスマホひとつで処方を受けられます。

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また、オンライン診療は診察料無料のクリニックが多く、薬代も対面より安い傾向があります。コストを抑えつつ手軽に始めたい方は、オンライン診療から検討してみるのがおすすめですよ。

ただし、いずれの場合も自己注射が必要になるため、最初は打ち方の指導やサポート体制が整っているクリニックを選ぶと安心です。

マンジャロの保険適用条件に関する質問

マンジャロを保険適用にするには?

マンジャロを保険適用にするには、医師から「2型糖尿病」と診断され、食事療法・運動療法を行っても血糖コントロールが不十分であることが条件です。

「痩せたい」という理由だけでは保険適用にはならないため、保険診療を希望する場合は、糖尿病内科などで医師の判断を仰いでください。

マンジャロの保険適用の値段はいくら?

保険適用(3割負担)の場合、薬代の目安は2.5mgで1ヶ月約2,310円、5mgで約4,620円です。※2026年6月現在

これに診察料や処方料などが加わりますが、薬代と合わせても月数千円〜1万円程度に収まることが多く、自由診療と比べると大幅に安く済みます。

肥満はマンジャロの保険適用対象になる?

BMIが高く肥満であっても、2型糖尿病を合併していなければ、マンジャロは保険適用になりません。

なお、同じ成分(チルゼパチド)の「ゼップバウンド」は肥満症の治療薬として保険適用が認められていますが、BMIや合併症など厳しい条件があり、処方できる医療機関も限られます。

マンジャロの保険適用はいつから?

マンジャロは2023年4月に日本で発売され、2型糖尿病の治療薬として当初から保険適用となっています。

ただし、保険が使えるのは2型糖尿病の治療目的に限られ、美容・ダイエット目的での使用は発売当初から一貫して保険適用外(自由診療)です。

マンジャロの保険適用はいつまで?

2型糖尿病の治療目的でマンジャロを使用する場合、医師が治療上必要と判断する限り、保険適用での処方を継続できます。

明確な期限が定められているわけではなく、血糖コントロールの状態や治療方針に応じて、医師が継続の可否を判断します。

マンジャロの保険適用されるクリニックは?

保険適用でマンジャロを処方してもらえるのは、糖尿病内科・内分泌内科・一般内科などで、2型糖尿病の治療として処方される場合です。

美容クリニックやオンライン診療クリニックでのダイエット目的の処方は自由診療となり、保険は使えません。

マンジャロの保険適用条件にBMIはある?

マンジャロ自体の保険適用条件に、明確なBMIの基準はありません。あくまで2型糖尿病の診断と血糖コントロールの状態が判断基準となります。

一方で、肥満症治療薬の「ゼップバウンド」や「ウゴービ」には、BMI27以上・BMI35以上といった具体的な数値基準が設けられています。

マンジャロの保険適用はレセプトで算定できる?

2型糖尿病の治療としてマンジャロを処方した場合は、保険診療としてレセプト(診療報酬明細書)で算定できます。

一方、ダイエット・美容目的での処方は適応外使用となり、保険算定はできません。糖尿病以外の目的で保険請求を行うことは不正請求にあたるため、注意しましょう。

マンジャロの保険適用には条件がある【まとめ】

マンジャロが保険適用になるのは、医師から「2型糖尿病」と診断され、食事療法・運動療法を行っても血糖コントロールが不十分な場合に限られます。

美容・ダイエット目的での使用や、BMIが高い肥満だけでは保険が使えず、全額自己負担の自由診療扱いです。価格を抑えようと個人輸入を頼るのは危険なので、医師の診察を受け、副作用の説明・定期的なフォローをしてもらいましょう

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ダイエット目的で利用したい方は、フォロー体制はもちろん、薬代・診察料・送料を含めた総額で比較することをおすすめします。

まずは気になるクリニックの無料カウンセリングや診察で相談し、自分の体の状態や目的に合った治療方針を見つけてくださいね。

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